白き竜のジュリエット


「ユリア様、時間です」


名前を呼ばれ
ユリアは身を固める


「大丈夫だ
俺達も見守ってるから」


「私達にユリア様の
幸せな笑顔を見せて
下さいね?」


「胸を張って
堂々と歩くんじゃよ」


「…幸せになって下さい
あなたの笑顔を…
いつでも想っています」


皆の言葉に頷いて
涙を堪えた