「……フィリーヌ…」 ユリアはフィリーヌの 両手を握った 「大丈夫よ… あたしは…絶対に勝って 皆がまた…笑顔で暮らせる ように……」 「違います!!!」 ユリアの言葉を 遮りフィリーヌは首を振った 「私はあなたの命が… 我が子の命が… 失われるかもしれない そんなの…そんなのって…」 我が子…… そう言ってもらえる だけで…あたしは…… .