典子は驚いて、瀬戸君の顔を見上げた。





「えっ!? あの・・・あの。






 あの、も、もう一度言ってください・・・」






真っ赤になりながら、





震える小さな声で、典子が言った。






「君といると、枯れ木に水・・・」






「そ、それのひとつ後です」






「僕と・・・付き合ってください!!」







・・・恋人達で賑わう街に、






雪が舞って、






イルミネーションの色に染まっている。





今宵、





すべての人に






クリスマスイヴの奇跡が届きますように・・・





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