「あれっ…?」
倒れるあたしの背中を
先輩が優しく受け止めてくれるはずだったのに…
先輩の手はあたしに触れてない。
でも、ちゃんと立ってるよ…あたし。
「やっぱり…」
先輩はたぶんこうなると予想してたみたいで、苦笑いしている。
あたしは背中が先輩にたどり着く前に、自分で足を着いてしまったらしい。
「いえ…違うんです!あたしの足が勝手に…」
なんで無意識に足が動いたのか、自分でもわからない。
あたしは先輩のほうに向き直って、必死で訴える。
「だから…それが、心の中じゃ俺を信用してないって証拠」
先輩はぶっきらぼうにそう言って、元のベンチに座った。
倒れるあたしの背中を
先輩が優しく受け止めてくれるはずだったのに…
先輩の手はあたしに触れてない。
でも、ちゃんと立ってるよ…あたし。
「やっぱり…」
先輩はたぶんこうなると予想してたみたいで、苦笑いしている。
あたしは背中が先輩にたどり着く前に、自分で足を着いてしまったらしい。
「いえ…違うんです!あたしの足が勝手に…」
なんで無意識に足が動いたのか、自分でもわからない。
あたしは先輩のほうに向き直って、必死で訴える。
「だから…それが、心の中じゃ俺を信用してないって証拠」
先輩はぶっきらぼうにそう言って、元のベンチに座った。

