「……」


 「…そうか…津村…紹介する…彼女は俺の妻になる人だ」


 「!!!?」


 いきなり…幼なじみ那月にぃとの再会。

 まさか…神さんの秘書だなんて……。


 「おめでとうございます…」


 「ははっ~あまり…まだ結婚する実感ないんだが…」


 「社長…そろそろ行かないと…」


 那月にぃは話をさっさと切り上げる。
 腕時計で時刻を確かめるトコと見ると本当に時間がない感じ。


 「じゃあ~行って来るよ。若菜」


 「いってらしゃいませ」


 那月にぃともっと話をしたいと思ったけど…それは出来なかった。