「……」


 「本当にすいません><」


 「…ノックをしない神さまがいけませんよ」


 本宅から神さんのお世話をしに執事の柚木さんと言う方が来ていた。
 その人が朝食も用意してくれた。


 さすがは如月家。
 私はホンモノの執事を初めてこの目にした。


 「……しかし…結婚とは驚きました…」


 柚木さんの表情は変わってないけど…声は驚きで上ずっていた。


 「……俺は…思えば一直線…柚木お前の方から旦那様に伝えてくれ」


 「畏まりました」


 柚木さんは私にあったかいアップルティーを淹れてくれた。