俺は会社の危機を救うため…ギリギリまで社長の椅子に座り続ける気では居た。


 でも社員たちが俺を辞職させるなら話は別だった。


 「結婚するんだろ?碧い瞳の彼女と…」



 「そこまで…話したのか?若菜さま」



 津村はバツが悪そうに若菜を見る。



 「ゴメンなさい…」



 「別にいいけど……でも…俺は…この危機を脱するまで…社長の秘書で居ます!!」


 「津村!?」