「……お前のせいじゃない…自分を責めるな」


 神さんは私の慰めの言葉をくれる。


 「……だから…泣くな……」



 「でも!!?神さんを慰めてあげられない…自分が……」


 私は唯…慰められる自分がイヤでイヤで堪らない。情けない……。


 「……俺たちはともに生きていくことをキメたんだ…お前に足りないモノ…俺に足りないモノを分かち合い生きる…それが夫婦だ」


 「神さん!?」



 私に足りないモノは分かるけど…神さんは何が足りない??



 私たちはキスを交わした。



 二つの影が夜の闇の中……


 一つに重なっていく。



 愛しさが溢れる……絡めあった指先から……私は足りないモノを…強さを


 神さんから受け取る……


 私は何を神さんに授けられる??