エレベーターでは二人っきり。


 「私…神とは付き合っていたのよ~」


 「!!?」


 ミオさんって神さんの元カノ!!?


 「神の好みじゃあないのにね~。あなたみたいな…お子ちゃま」


 「……」


 私みたいな子は…神さんとは恋仲にはなれないってコト!?
 可能性は薄いってコト?


 私はショックで…神さんの大切な書類を強く抱き締めてしまい、シワを作ってしまった。


 「到着~私以外にも社内にはたくさん居るよ~元カノ…あなたを社長夫人としてふさわしくないと思う輩も~」



 ミオさんは私を完全にバカにしていた。


 私はエレベーターから降りた。