「あっ…」

この子。
麻柚が俺にうどんぶっかけて来たときに一緒に居た…

ってことは…



生徒?


……生徒っ!?



「おおおおまっ…!この子大学のっ…!」

「あ、知ってた?テへ」

「テヘじゃねーよ!知ってるもなにも…」

「知ってるも何も?」

「……別に。」

「あっそ?こいつ、いちるって言って…」

「…うんうん」


それからこいつのノロケ話を延々聞かされ、いちるちゃん?とのいちゃつきぶりも見せられ、適当に話を受け流していた。

「あ、俺トイレ」


真はトイレにたった。


「大学の先生ですよね?」

「ん?あぁ…。いちるちゃんは麻柚と仲良いんだろ?」


話しが気まづくならないように共通?の話題を出した。


「はい。麻柚と仲良いんですか?」

「仲良いっつか…。コーヒー飲みに来たり…ダラダラしに来るだけ?」

「ふふ…。へ~え。先生は麻柚のこと好き何ですか?」

「ブッ!い、いや…」


思わず飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった。


「動揺してます?」

「いやいや…な、何で?」

「何となく。麻柚の話ししたときに軽くにやけてたからですかね」

「…。