「麻柚、あのさ…」

「はい?」

「俺今好きなやついるから、そーいうことはしてないからな」
「へ!?あそうなんですか?」

「当たり前だろ…。その子に初めて恋したんだし」



お前にな。

まっ、死んでも言えねーけど。

振られそうだし。


「じゃあ、また明日。
あー明日もよろしく」

「え~…。あのコーヒー飲ましてくれるならいいかな…」

「分かった分かった。
じゃ…な。」


もうちょっと一緒に居たい…
という気持ちは抑えながら、
ちゃっかり明日も会う約束をする俺。


すぐに帰したくないけど…

…複雑な気持ちだな。


それから虚しい気持ちのまま帰った。