朝目覚めると携帯にいっちゃんからメールがきていた。


"もし検査薬使うときに怖いなら
今日行くよ。
遠慮なんかしなくてもいいからね。"


いっちゃんには感謝しきれないほどだよ。


本当に、心から助けられてる。


ベッドの隣を見るけど、やっぱり隣に教授の姿はなかった。

分かってるけど寂しいよね。

もし妊娠してると分かって教授に報告すればどうなるのだろう?

早く帰ってきたりしてくれるのかなあ?

どうなんだろう。

だけどもしそれが教授の迷惑になるのなら…


これ以上考えると暗い気分になっちゃいそ…

そこで考えるのをやめた。


だけどこれはキリがないことを
まだ知る由もなかった。