教授×モデル

教授にそう突っ込んだ。

突っ込んだ。

ナイス突っ込み!

とか自分で思ってた。


まさかそれを教授がスルリと
避けるとは思いもせず。


バシッ



「「あ。」」



知らない人の肩を思いっきり叩いてしまった。



「……」



のそ~っと振り向いたその人。



「…す、すすすす…」



クルッ



アヒャー!!!
振り向かれちゃったよー!!



「ずびばぜっ…」



ひいいいいいいい

恐ろしい…

顔っ…
めちゃくちゃキレてる…


室内でもサングラス。
そのサングラスの上に乗っかる
眉間のしわが5本。

少々(?)つり上がった
眉。



「こっ…」



ヤバいヤバいヤバいぞ。

緊急事態発生。

恐怖で喉が潰れた模様。

声が出ません。



「こっ…」



思わず教授の後ろに隠れてしまった。



「ちょ、え?俺!?」

「ごめん教授!
あたしまだ死にたくない!
そうだ、
最後に名前くらい呼んであげるよ。
翔ファイト!
いけ!ファイトだ翔!」