「教授!」


キスマークのことで科学室へ行くと目の前に綺麗な女の人がいた。


「きゃ~っ!あなたが麻柚ちゃん!?」


「えええ!?」


だっ…誰!?

いきなりその綺麗な女の人は私に抱きついてきた。


「抱き付くなよ…。
麻柚こっちおいで」


素直に教授の方へ行く。


「麻柚ちゃん可愛いわ~!
あたしは香夜子!!
よろしくね~!!」


香夜子さんかあ…
綺麗な人…

「あ、あたしは相沢麻柚です」

「翔の彼女にしてはもったいないわ…
初めてちゃんとした彼女ね…」

初めて?

「変なこと言うなよ!香夜子、仕事の時間大丈夫なのかよ?」


「えぇ…?あーほんと!麻柚ちゃん今度じっくり話そうね!じゃあまたね~」


こうして香夜子さんは帰って行った。


「麻柚…」


「え?」


高級椅子に座っている教授の膝の間に座らせられる。


「……ちょっと…」


いきなりぎゅ~っと強く抱きしめられる。


「ってあぁ!バンソコ!」


「バンソコ?……あぁ!」


そういえばバンソコのことで来たんだった!!

すっかり忘れてた!

「何キスマーク付けてるんですか!?教授!めちゃくちゃ恥ずかしかったんだから!」