「いやって言っても無理だろ?
芸能界でがんばれよ。」


「うん…!ありがと。」


「そのかわりキス…」


「…やだぁ…」


「とおもった…
ほれ着いたぞ。」


「ありがと教授。」


降りようとしたときだった。


「なぁ…
泊まってかね?俺んち…」


「えっ!?」


いきなりだったからすごくびっくりした。

だって…ねぇ?


「おー…。あ、その…変なことは絶対しないし…

まだ一緒に居たいというか…」


「ふふっ。いいよ。変なことしないなら」


「あいあい…」


そして家に入るとき。

教授をチラッと見たんだ。


小さくガッツポーズしてる教授を。


「って…ぐはー…」


さすがに緊張してたみたいでホッとした。

「ん?」


電話…

いっちゃんから。


「どうだったーーー!?」


「うわっ…!声大きいよ~!」


「どうだった?!」


「いっちゃんの予想道りだよ…」


「おめでと~~~~~っ!!!!!!」


「ありがと~~~~~っ!!!!!」


「麻柚まだ~?」


「えぇっ!?ちょ…ちょっとぉ…」


教授に背中を つつつ… となぞられる。