--優香Side--
あたしは飲み物を買いに行くために屋上で一緒にいた浬音と別れ、売店に来ていた
浬音にも買っていこーかな
飲み物売り場で飲みたいものを探していると近くに同級生の子達がいて話をしていた
「てかさー、晶人くんかっこいいよねー」
「だよねー。あの2人お似合いだと思わない??」
「あー壬忍ちゃんと晶人くんのペアでしょ!確かにお似合いだよね」
壬忍って浬音のことだよね
あの転校生とお似合いねぇ
まぁ確かにね
昔からあの2人はお似合いだったよ
さて、はやく買って浬音のとこに戻らないとな
あたしはお茶と紅茶を買って売店から出た
タッタッタッタ
階段を上り、屋上の扉を開けようとしたらちょうど扉が開き誰かとぶつかりそうになった
「あ…ごめんなさ…って浬音じゃん!!びっくりさせないでよ」
ぶつかりそうになったのは浬音だった
「………ごめん。…私さき戻るね!!」
そういってあたしに手をふって戻ってしまった
え…どうしたの!?
「ちょ…浬音!!!」
あたしが呼び止めても浬音は行ってしまった
あたしは仕方なく屋上にでてお弁当を置いといたベンチにいくとそこにはあの人がいた
「よう…優香」
「ここで何してんの!?てかそれ浬音のサンドイッチじゃん」
彼 晶人はベンチに座り浬音のサンドイッチを食べていた
