あの温もりが消えた後、私はまた深い眠りにつき夢を見ていた
「ねぇお母さま、りおんはいつになったら外にでられるの??」
「少しなら外に出てもいいですよ。ただし、護衛はきちんとつけて下さいね」
「ほんとっ!!やった!!」
私に似た背中に翼がある小さな女の子は母の言葉が嬉しくて飛び跳ねて母に飛び付いた
あれは…私???
゙りおん゙って言ってるから私なの??
背中に翼があるから天使??
「お母さま、庭にいってくるね!!」
わたしは微笑んでいる母に手を振り部屋から飛び出した
わたしは護衛をつけることを忘れ1人で庭で遊んでいた
「これが外の世界…かぜがきもちー」
翼を広げてわたしは飛び立った
わたしはこの時忘れていた
自分が天界の姫で光の宝と言われていることを
「アキト様、あれって光の宝じゃないですか??」
「あぁ…あれはそうだな」
わたしが飛ぶちょうど下にいる地上の者がわたしをみてそういった
「やっと箱庭から出てきたか…俺の女」
地上にいた2人組のこもわたしと同じくらいの子だった
「……あれ??ここどこ」
いつのまにかわたしがいた城から離れていて迷子になってしまった
「どうしよう…お父さま…お母さま」
わたしは不安になって泣き出してしまった
「おやおや、どうしたのかね??迷子かい」
泣いているわたしに青年がやってきた
その青年の背中にはわたしとは違う黒い翼がはえていた
わたしと違う翼
白じゃなくて黒
その時わたしは思い出した
この者はわたしを狙ゔ悪魔゙だと
「さぁおいで…゙天界の姫君゙」
「い…いやっ!!!!」
わたしは青年に手を捕まれる前に地上に逃げた
このまま空を飛んでいたら子供のわたしじゃ負けると思って
