お風呂に入って私はすぐ布団のなかに入り深い眠りについてた




スー…スー…


部屋には私の寝息が響いていた



パァー


私の寝ているベッド近くに黒い扉が出てきてキィンと音をたてて中から2人組の女と男が出てきた


私はそんなことに気付かずぐっすりと眠ったまま



「…寝てるよね??」


「あぁ…。やっと見つけた」


2人が出てきた扉は消え、2人は私を見ていた


「まさか浬音が光の宝だなんて…知らなかった」


「ずいぶん時間がかかってしまったが間違いない。彼女が゙姫君゙だ。」 

彼は寝ている私に近づきそっと頬を撫で、私の唇に軽く口付けをした


「ん………」


「そっそんなことしたら起きちゃうよ」

「大丈夫だ。もし起きたとしても可愛がってまた寝させるさ」


さらっと言った言葉に彼女は顔を赤くした


「もっもう!!!あたしの浬音を泣かせたら゙アキト様゙でも許さないからね!!」


「安心しろ。俺の女を泣かせるわけない」


彼 アキトという者はそういって私の頭に手を置いた


「光の宝、リオン。お前はもう俺の物だ」


「アキト様の物じゃないし………時がくるまであたしが守るから…だから1人で頑張らないで」


彼女は私の手を握りそう誓った








ねぇ誰…??





私の頭に手を置いてるのは…



私の手を握っているのは…



凄く懐かしくて心が安心する

私はこの温もりを知ってる…知ってるはず

でもわからない


誰なの??






いま起きれば誰かわかる

でもいま起きたらこの温もりが消えてしまうような気がする







もう少し…このままで…