私を見てるんじゃなくて、優香を見てるんだ!!


あの子は私と違って美人で可愛いし



ブスな私を見るわけないじゃんね!!


※何言ってるんですか!!
あなたのことも見てるんですよ!!
ブスとかいって学園一美人で可愛いんですよ






「みんな優香にメロメロだね」


「は!?何言ってるの。浬音にメロメロなんだけど」



ん??優香ちゃん…
どうかしたのかな??

私なんかを見てるなんていって…



「私みたいなブス、見るわけないじゃん」



………………。



なにこの沈黙


「…この鈍感娘…」


「え??なに」


「なんでもないでーす」



???
最近耳悪くなったのかな

なんていったか分かんなかったし…


さっきだって
男の子がなんて言ったか分からないし



……………。


光の宝…か…



どういう意味なんだろ??



「ねぇ、光の宝ってなに??」

「光の宝?それっで天使の姫君゙ってことじゃないの??」


「天使の姫君ぃぃ!!??」


ついつい私は大きな声を出してしまった


「ばか!!声大きすぎ!!」


優香に怒られて私は口を押さえて小さい声で話始めた


「それどういう意味??」


「天使が住む天界のお姫様ってことだよ」


天使…天界の姫…
私にどう関係があるの…??


「てかなんで聞いたの」


「ん??ちょっと…ね。そんなことよりなんで意味知ってるの」


私は疑問に思った
歴史とか神話系に詳しい私が知らなかったのに何故優香が知ってるのかが


「えっそっそれは…えっと本で調べたの!!!」


優香は私の質問に驚き戸惑った


おかしい…

優香のあの反応


なにか隠してる