『雑誌に……なんだって?』


「ざ、雑誌に……お、お載りになられてました…」


あまりの動揺で、日本語が相当はちゃめちゃなものになった。

だって先輩怖いんだお!


『あんの……くそじ(ピーッ)が…』


…えー一部不適切なお言葉が流れましたのでー、えー、伏せ字とさせて、えー、いただきます。悪しからず。


……とかじゃなくて。


「もう学校ではだいぶ有名みたいだけど…そっちは大丈夫なのかな?」


『さあ…。今大学着いたと…「キャアーーーーーッ!!!」…こ…』


……はい!?

な、なに今のさつじんじけん並みの悲鳴!


「せせせ先輩先輩大丈夫ーっ」


『後で電話する』


少し遠くから声が聞こえて、電話は切れた。


「……」


…えらいこっちゃ。

どないしょー。


「……にしてもかっこいい…。いくらかな」


この雑誌買っちゃお。えへ。