……可愛い…。

一ヶ月会わなかったらこんななるのか…。


「りゅーくん、ぎゅっ」


その一言で、ちゅどーんっと頭の上で爆発が起きたようだった。


卒業してからはなるべく先輩と呼ばせないようにしたい俺。

甘えてくる時だけはちゃんと名前で呼んでくれる。

その上見上げられてそう言われると…。


「んっ…ん……あっ」


…俺だって一ヶ月も悠由に触れなかったんだ。

薫の『二週間ヤってない』なんか大したもんじゃない。


「はあ……あっ…ん……やっ…」


リビングにも入り切っていないことも忘れ、深く口づけながら悠由が鳴くところに触れた。


「あっや、だぁ……ん…」


「無理…悪いけど」


必死で声を抑えようとする悠由が可愛くて。

もっとその甘い声を聞きたくなった。


「イヤ?」


「んっ…やじゃ、ない……。気持ちい…」


「……」


…再びちゅどーん。

なにこいつ…。

寂しくなると大胆になるわけ?