君と桜の木の下で。

私は強い子供って皆思ってた。





でも、あいつは違った。





『里緒だって女の子だよ!ね、里緒!』





あいつは私の手をギュッと握って笑ってくれた。





『里緒は本当は凄く弱いんだよ。だからね、夏樹が守るの。』








夏樹の手は温かくて、いつも私を支えてくれた。








支えてもらった方は、私のほう。








ずっと、夏樹がいてくれたから私は強くいられた。









夏樹が笑ってくれたから、私も笑えたんだ。