君と桜の木の下で。

玄関まで夏樹ママは送ってくれた。









「夏樹、今彼女いるでしょ?」








「はい。いますよ」










「見たことあるんだけどね、すっごくいい子ね。可愛くて、優しそうで、清楚で・・・」








うん。咲は凄くいい子。だから、叶わないんだ。









「でもね、里緒ちゃんと夏樹もしかしたらいつか付き合うんじゃないかって思ってたのよねぇ」









夏樹ママの言葉に私は靴を履いていた動作を止めた。










「あはは!夏樹は、幼なじみじゃないですかぁ。一生、幼なじみですよぉ。」