君と桜の木の下で。

『・・・ぅ・・・。』










聞こえてきたのはいつもの元気な声ではなく、震え気味な小さな声だった。











「どうした?七瀬。」











『森、君・・・』












「泣いてるのか?今どこ?」












『桜の、木・・・』











「今、行くから」