「―――っ、は、はぁあああッ!?」


いきなり何を言い出すのだろう。


今日会ったばかりのこの男。


かなりキレーな顔してて、女には困ってなさそうなのに。


「うん、困って無いけど?」



「なんで考えてる事わかるんだよ!」



頭の中はパニック状態。


押さえつけられた手首に触れる九条が、熱い。



「……つってもまあ、いきなりは無理だろ? 返事はお前のキモチが決まってからで良いからさ。」