Love・Crisis 芸能人×女子高生

問い詰めるように小さくなった水陽に聞くと、半涙目でじっと見つめられた。


………な、なに?


いくら実の双子と言えど、自分より数段整った顔で縋るような目で見詰められれば、少し引き下がってしまう。


私が弱気になった瞬間、水陽はぽつりと言葉をこぼした。


「ケイがヒナの事…なんか、意識しまくってんのが見え見えだから…。」



………。


「「―――はぁああ!!?」」



私と志島君のキレイなハモり。


水陽はその音量に耐え切れず、耳を塞いでる。