「うわぁ!?」


目の前が暗闇になって、頭を横にひきよせられる。


倒れそうになった時、ごちんっ! となにかにぶつかった。



目を完全に覆われた瞬間、キャー! という女子の悲鳴がこだました。


確か、こっちって志島君の席じゃぁ………!?


「だぁ〜れだっ?」




私の心配をよそに、お気楽な声が響いた。