Love・Crisis 芸能人×女子高生

何を忘れて、しまいたいの?




志島君の瞳が、淡く光って、濡れてる。


思わずその頬に手を添えれば、掌に擦り寄られた。


――ねぇ、なかないで。


今にも決壊しそうな黒い瞳に、呟きかけた。


すると、今まで私の掌に擦り寄っていた彼の頭は、再び首筋へと向かう。



「―――、あ、」


耳の裏にチクリと、甘い痛みが走る。


ふ、と息を吐いて、手首を抑えていたもう一つの手を、私のワイシャツのボタンにかける。


勿論、首筋への口づけは止まらずに。



「……や、め……っ」


声が上手く出せない。


背筋を走る悪寒に邪魔される。


「ひ、あ…」


最後は涙声だ。