Love・Crisis 芸能人×女子高生

「―――あ、」


耳元で囁かれた声に、身体が反応した。


心とは裏腹に、身体は素直で。


細い指先で首を辿られる感覚に、震えてる。


――いやだよ、こんなの。



ぐ、と拳に力を込めてなんとか正気を保とうとした時だった。



「――ねぇ、おれをなぐさめてよ、ひなの。」







―――願い、だった。


その、弱々しくも感情の篭らない声は、確かに願いだった。


一瞬、私の動きが止まる。


(慰め………? 違うでしょう?)


ねぇ、あなたは。


何を、忘れたいの?