裏と表

 

家に帰ってベロベロな体に
酒を入れながら早めに寝た。


起きて、高橋に電話した。


近くまで迎えに来てくれた。



黒の左ハンドル
車にあまり興味がないから
何て車かは忘れちゃったけど。



何も聞かぬまま、
いきなり美容室に連れて行かれた。



「この派手な髪どうにかして、あとセットして、化粧も宜しく」


「はあ!?何すんの!?」


「黙ってろ」



どすの効いた低い声

負けた。