「行くぞ、若菜」
俺は、失礼じゃない?と噛み付いてくるクソ女を無視して、自転車にまたがる。
「えっ?いいの?」
「いいから早く乗れって」
俺がそう言うと、若菜は戸惑いながら後ろに乗ろうとする。
「へぇーっ、こんな可愛い年下の女の子にも手だしてるんだ?」
だけど、そう言ったクソ女の声に、黙っていられなくなって。
「は?お前勘違いすんなよ」
「あなた中学生ぐらいだよね?」
だけど、俺の言葉を無視して若菜に声をかけた。
「あ、はい。中学二年です」
「中二⁉そっかぁ…詳しいことは言わないけど。とりあえずこの人はやめておいた方がいいよ?」
「えっ…」
若菜はポカーンと口を開けたまま俺を見た。



