「あっ!出てきた清原くん」
春ちゃんの言葉に、あたしと女の人の視線が門の方へ動いた。
そこには、あいつと。
大江歩夢と三浦さん、テツヤ君がいた。
「何だいるんじゃない」
女の人はそう言うと、コツコツ足音を響かせながら四人の方へ歩いていく。
「誰だろうね、あの人」
隣で春ちゃんが不思議そうにつぶやいた。
「多分……あいつの…お母さんだよ」
「えっ?あいつって清原くん?」
「うん…」
思いたくはないけど、多分そう。
だってほら…
大江歩夢もテツヤ君も三浦さんも。
みんな驚いた顔をしてる。
そして、その驚いた顔は次第に曇っていき、複雑そうに清原と女の人の会話を見つめていた。



