まさか…な。 んなことあるわけない。 俺に限って、そんなこと。 だけどーーー もしかしたらこの時にはもう…気付き始めていたのかもしれない。 この痛みの原因が何なのか。 何であいつを思うと、こんなふうになってるのか。 多分、分かり始めていた。 でもそれを認めたくなくて。 この痛みの原因を、ただただ探し続けた。