公園のベンチで、くだらない話をして笑ったあの日。
蚊の話とか、マジでくだらない話で俺たちは笑ってた。
そしてあれから、俺とあいつは目が合えば話すようになった。
おはようとかバイバイとか、お互い挨拶も交わすようになった。
普通っていうのか?
何かよく分かんねーけど、初めて感じた感覚だった。
人に興味をもつことなんてなかった。
女には特に。
だけど、ちょっと話す度、分かっていった相原のこと。
歳の離れた姉ちゃんがいることとか。
血液型は蚊に噛まれやすいらしいO型とか。
出身中学は南中学とか。
身長は158センチとか。
知っていく度、へぇーっとか思って。
ポンポン続く会話が、何だか心地よかった。
今までセナ以外の女と、そんなふうには話したこともなかったから。
だから…



