理由は簡単だった。


「ヤル気なくなった」


「どっ…どうして⁉」


「……好き…じゃねーから、かな」


「えっ……ひどいよ、バカにしないで!」



キーンと響く甲高い声。

急いで外されたボタンを止めていくと、サラさんは勢いよく飛び出していった。



ゴロンと寝転がる。


そこにはまだ、サラさんの匂いがしてて。


「なーにやってんだよ、俺は」



ポツリとそう独り言を呟いた。