仰向けになったサラさんの髪を雑に撫でて、上から顔をジッと見下ろす。
トロンとした妖艶な目。
だけど、何も感じない。
俺は首筋に顔をうずめた。
フッと息を吐くと、甘ったるい声が耳元で響いた。
耳にキスをして。
右手で制服のボタンを上からひとつひとつ外していく。
その度、サラさんは漏れるような声を出した。
「好きっ…大雅くん…っ…」
響く声。
「大好きっ…」
ーーー違う。
「ダメだわ」
「えっ?」
止まった動きと俺の声に、サラさんはジッと俺を見上げる。
「ごめん、帰って」
「えっ?な、何で?」
ここまできて今さら?というような顔。



