いろんな感情が心ん中で絡まってた。
縺れたそれは、解くことが難しそうだった。
複雑な心のまま、学校が終わるとカラオケに向かった。
場所は、あいつのバイト先ではない別の店にしてもらった。
何ヶ月ぶりかに再会したS女のサラさんは、やっぱり飛び抜けた美人だった。
「会いたかったよ、大雅くーん!今日は絶対連絡先教えてね」
そして前回と同様、すぐに俺に甘えるように引っ付いてきた。
大音量の個室。
流行りのアイドルの歌で盛り上がるテツとS女の二人。
それと…何だかんだブツブツ言いながらもちゃっかりついてきた歩夢。
ボーッと歌を聴いていると、あの時のようにサラさんの手が俺に重なってきた。



