「大雅?」
ハッとなり顔を上げた。
「どうしたんだよ」
「何話してたの?相原さんと」
テツと。
歩夢とセナ。
三人が、自転車を押しながら立ち尽くしていた俺に近付いてくる。
「…訳わかんねー、俺も」
小さな声でそう答えると、フッと笑った。
「お前の様子がおかしかった原因は夏美ちゃん、ってことか」
テツがそんなことを言いながら目の前まできた。
「は?違うっつーの、別に俺おかしくねーし。ハハッ」
ふざけたように俺は笑った。
だけど…
「言いたいこと、ちゃんと言ったのか?」
歩夢までそんなことを言いだして。
「よく分かんないけどさ、たまには感情のままに動くのも、悪くないもんだよ?」
セナまでも、そんなことを言ってきた。



