そして俺たち三人と、セナ。

四人で自転車を押しながら校門を通り過ぎようとした時だった。



門の前に、一人で携帯片手に突っ立ってる相原夏美がいた。

いつも一緒にいる春ちゃんはいない。



「あ、相原さん!バイバーイ!」


セナも気付き、手を振りながらそう声をかけた。



「あっ…バイバイ!三浦さん」



顔を上げ、セナに手を振ったあいつ。


そして次の瞬間、俺たちの視線はまたぶつかった。


だけど俺は、何故かすぐに目を逸らしてしまった。



いつもなら、あいつが先に逸らすのに。


何故だか先に…逸らしてしまってた。


俺は知ってるからなんだろうか。


今からまた遊ばれることを、知ってしまっているからなんだろうか。


罪悪感?


いや、そんなもん俺が感じる必要はない。

だって自業自得だろ?


俺には関係ない。


こいつが自分で気付けないだけなんだ。


気付かないで浮かれてるバカ女なんだから。