そして翌日。

いつもと変わらない登校風景の中、俺はいつもと同じように自転車を走らせていた。


その時、後方からチリンチリンとベルが鳴り、自転車が両側に横並びになった。




「おは」

「おー、おは」



そこには歩夢。



「何だ普通じゃん」


そして、反対側にはテツ。



いつもと変わらない、この感じ。

こいつらの顔を見ると何だか妙に落ち着く。


ま、そんなことを口に出すことはないけど。



「普通って何だよ」


「ん?普通は普通だろ」



ガキの頃からずっと一緒にいるからなのか、昨日あんな帰り方をしたっていうのに別に理由なんて聞いてもこない。


それが普通で。

話したきゃ話すだろ、って。

多分こいつらは俺のことをよく分かってるんだと思う。