「何でもねーよ」

「えっ、怒ってんじゃん」

「俺らが盛り上がってるからスネてんだよ、な!大雅?」



二カッと笑う歩夢。

ちょっと心配そうなテツ。


俺なにイライラしてんだよ…

気持ちを落ち着かせようと、アイスティーを一気に喉に流していく。



「はぁーっ」


そして、長い息を吐くとゆっくり立ち上がった。



「ごめん、俺帰るわ」


「えっ?何だよ急に」

「まだ6時じゃねーぞ!」


歩き出した俺の後ろから響く声。


「また明日なー」


俺はそう言うと振り返らずに左手をヒラヒラとさせながら店を出た。