と、その時…だった。


ん?



俺達三人の目の前を通り過ぎていく二人組の女。


その片方と、ふと目と目が合った。






ん?


まぁまぁ?か……わいいかも。





ストレートの長い髪に、

華奢で色白の肌。


クリッとした大きな目…



なんかふと、視線が釘付けになった。




一年か?三年か?






『ねぇ!何年生!?』




俺は何故か、

思わずそう声をかけてしまっていた。






『二年ですけど』


「そうなんだ⁉」




さっき目が合った女とは違う方の女が、俺にそう答えてくれた。


こっちは…

ショートヘアか。

なんとなく、ちょっと気が強そうだ。




つーか二年なんだ。



っつーことは……



同じ学年じゃん!





『何組?』


『Cですけど』





そしてまたまた長い髪の子とは別の方の女が答えてくれた。





C!?


ってことは…


ナミと同じクラスか。