「ねぇ、拓人?」 「んー」 「こっちむいてぇ?」 「嫌だ」 「なんで?」 「こっち見てるから」 拓人はこっちを見もせず雑誌を指差した 「あっそぉ…」 「…」 「暇だなぁ」 「…」 「寝よぉかなぁ」 「雑誌読もっかなぁ」 「…」 何を言っても無視。 段々ムカついてきてあたしは立ち上がって玄関に向かった