わたしは無言でゆうとをにらみ、帰る準備を始める






「帰るの?」






そんなわたしを見ても慌てもしない





なんかさすがに傷つくよ






わたし本当にゆうとの彼女なのかな…






そう思うとなんか泣けてきた






「ゆうか…もしかして泣いちゃった?」






わたしの顔を覗きこみなぜか嬉しそうな顔のゆうと






「もう本当にゆうとなんか大嫌い!バカ!」






わたしは立ち上がり帰ろうとするとおもいっきり手を引っ張られ気がついたゆうとの腕の中






「バカ、バカ!離して!!」






「ごめんってば、ゆうかのこといじめるの楽しくてやりすぎた」






「最悪…変態!ドS!」






人のこと泣かせるまでいじめるってどういうこと?






「だってゆうかかわいいから」






そんなこと言われても許さないから






わたしが泣きながら精一杯にらむとゆうとは軽くため息をつきながらわたしにキスしてきた






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