いつものあのいやらしいニヤリとした笑みを浮かべこう言うのだ。
「また呼ぶなら躾けしないとな。」
「……はっ!?」
しっ、躾けぇぇぇ!!
そして驚いている隙に、
あたしの頭の上で両手首を片手で縛り上げるように押さえられ、
アイツは自由な方の手であたしの顎を引く。
「ちょ、……や、やめてっ!」
身を捩っても簡単に押さえ付けられてしまう。
「本当はされたいくせに。」
――っ!!
アイツは意地悪に言い、唇を近づけてくる。
――キ、キスされるっ!!
コンコン。
「実來入るわよ〜。」
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