「山田太郎君……!忙しいんじゃないの?帰ったほうがいいんじゃありませんか?」 全部ぶちまけたいけど、我慢して帰れという睨みをきかせる。 「へ、平気です。」 平気じゃねぇんだよ!! 「実來が男の子連れてくるなんて初めてね!部屋にあがってもらいなさいよ。お母さん、ジュースとか用意するから。」 ルンルンしてお母さんが去ると、玄関に取り残される。 「この変態ストーカー!!何しに来たのよ!?」 「お前なんかのストーカーするかっ。監視に来たんだよ。」 アイツは真の素顔を見せ、ニヤリと笑った――。