――――――― ―――― あたしはエマちんや玲と帰り道で別れると、家へ向けてスキップしつつ急いだ。 深夜にビデオにとったアニメが2本あるから、早く見なきゃ! 「たっだいまぁ〜!」 アニメが早く見たくて心は弾み、勢い良く玄関のドアを開けた。 「お帰り〜。」 お母さんが笑顔で出迎えてくれる。 だが……、 おかしなことを言いだすお母さん……。 「あら、実來。新しいお友達?」 へっ?? 「な、何が??」 お母さん、何が見えてるの? 今日はもう変なことばっか。 いい加減勘弁してほしい。