ガラリと戸が開く……。 女子たちはみんな目を輝かせ、息をのみ、一点を見つめる。 あたしには、どーも理解できない。 この現実世界の男子に 期待し、 胸をときめかせ、 夢を見ているなんて。 二次元の方がずっといいのに。 何でそれに気づけないのかな? あんな噂信じちゃってさ、 今にわかるから。 そして転校生が中に入ってくると、女子たちは凍りつき、一気にため息が溢れた。 ほらね――。 だって、これだもん。