「……対価って何よ…?高い金額言ってあたしにふっかける気?」


アイツはまるで俺を、怪しい詐欺師を見るような感じで目を細め、腕を組んだ。


「そんなくだらないことするわけないだろ、この俺が。」


あんなものに金つぎ込んで財布にきっといくらも入ってなさそうなコイツから金なんか巻き上げようとするわけねーだろ。


第一、俺は人気アイドルだ。金には困ってない。


俺は鼻で笑い、切り出した。


「これをただでやる代わりに、条件がある。その条件さえのめばくれてやるよ。」


「た、タダ!!あっ……!……条件って何よ?」


タダって言葉に反応するが、すぐに疑ってかかってくる。


わかりやすいよな~、コイツ。


「ほしいんだろ?なら、こんな条件簡単なことだ。」


少し遊んでから条件のませるか――。