「…寒ぃ…」
ふと何処からか声が聞こえた。
周りを見渡すと、その声の主を発見した。
…中学生かな?
男の子が長袖Tシャツ1枚に短パン姿で
雨に打たれながら凍えている。
それを見た私は
ほっとききれず、男の子に近づいた。
そして、優しく声をかけた。
「ねぇ、君。どうしたの?お家は何処?雨に濡れてるけど大丈夫?」
一気に質問を投げ掛けた。
でも、男の子は返事をしなかった。
…聞こえなかったのかな?
私はもう一度男の子に話しかけた。
「お―い、聞こえてる?」
すると、
「…うるせーょ…」
ボソッと何かを呟いた。

